先日の土曜住宅学校で、開始の時間までに少し時間があったので、
目白にある
吉村順三記念ギャラリーに立ち寄ってきました。
ちょうど吉村山荘の展示で、実際の図面も見られるので、
少し多めに時間を見て訪れた所、ギャラリーの近くにある「
ソルフェージスクール」の内部も見学できるとのことで、展示もそこそこに行ってきました。

ソルフェージスクールは、1973年竣工の音楽ホールを持った建物で、
吉村夫人である大村多喜子さん主催の音楽学校として建てられました。

周囲は閑静な住宅街で、普通にここにホール付きの建物を建てると、
とんでもなく威圧的な建物になりそうですが、
低く抑えられた屋根と開口部の配置で、とてもホールがあるとは思えない佇まいでした。
内部は吉村先生の匂いがぷんぷん。
ちょっとした建具のアイデアや、手すりのディテール、
ホールの開口部の高さなど、包まれるような優しさを感じる空間でした。
吉村山荘の図面もじっくり見たかったですが、
やはり建築は「実物」に勝るものはありませんよね。
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。