現場は進む、すすむ

kameplan architects一級建築士事務所

2012年04月08日 22:48

先日、打合せと現場監理を兼ねて、浜松の現場に行ってきました。


リノベーションの現場は、天井が張られ床暖房のパネル工事も終わり、
空間の大まかな姿が現れてきました。
そう、今回は床暖房をキッチン、ダイニング、リビングに導入したのですが、
ただの床暖房ではありません。
なんと、「太陽熱で床暖房」しちゃうのです。

といっても、kameplanお得意のOMソーラーではなく、温水を床に回すタイプ。
では、どうやって「太陽で床暖房」しちゃうのかというと・・・

太陽熱温水器のシステムに床暖房が設置になったこちらのシステムを導入。
東京ガスでは「ソラモ」という名称で呼ばれていて、
日中集熱したお湯を貯湯タンクに貯めておいて、
その熱を床暖房にも使っちゃおう、という画期的なシステムなんです。



OMソーラーは確かに効きも良いし、換気しながら暖房が出来る優れもの。
しかし、改築となると基礎や屋根もOM向きに工事せねばならず、
結構なコストが掛かってしまうのです。

このシステムだと、屋根には太陽熱パネルを載せるだけ、
床は断熱工事をした上で、パネルを敷き詰めるだけ。
とっても改築向きなんですね。
しかも、自然エネルギーを積極的に利用出来る優れもの。

一般的な太陽熱温水器と比べると確かにコストは掛かりますが、
太陽からの恵みで快適に暮らせて、心もおだやか。
完成が楽しみです。

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